入れ歯は、人工臓器です。
入れ歯というものは型をとって、口の中に入れて限りなく何回も調整して顎に合わせるのではなく、歯科医学で考えた、痛くなく噛むことのできる義歯を作らなければなりません。噛むということは、ただ食べ物が食べられるというこだけではなく、脳の機能・体のバランス・生活のリズムにつながるという研究結果が報告されています。
また、噛み合わせと認知症、噛み合わせと脳血流、噛み合わせと姿勢、噛み合わせと全身運動の関わりなど、高齢者のQOL(生活の質)の向上を援助するという面からも重要です。
義歯の制作は、現在残っている歯や顎骨を今以上失わないように設計・製作・調整をして作り上げるとても難しい技術を要します。義歯製作の設計・監督・調整ができ、義歯に対する感性が備わっている歯科医師と、これらを理解できる腕の良い技工士さんが組んで初めてできるものです。
私は、
「自分の歯のように何でも噛むことができる」理想的な入れ歯を作るように心掛けています。
正しい入れ歯は食べる楽しみが増えます。
「私も噛めて、笑えて、美味しく食べられ、口元も寂しくない入れ歯を手に入れる!」と、
あなた自身が決心すれば道は開けます。入れ歯の主人公はあなた自身です。
あなたのお口は現在どうなっていますか?このままでは将来どうなるでしょう?
治し方は歯科医学で考えて色々あります。
まずは、歯ブラシで虫歯や歯槽膿漏にならないようにしましょう。
不覚を取って虫歯や歯槽膿漏になったときは費用がかかっても、しっかり正しい治療、正しい補綴(治し方)をしてもらうべきです。もし部分義歯になれば、現在残っている歯および顎骨が今までより悪くならないように歯科医学に準じて治すべきでしょう。総義歯になれば、今の顎骨をなくさないよう何でも良く噛め、顔立ちもよくなり、笑顔も良くなる義歯を作るべきでしょう。
みなさん、入れ歯とはこんなものと決して諦めないでください。 |